Basic Pascal Tutorial/Chapter 1/Program Structure/ja

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基礎1A - プログラム構造 (著者: Tao Yue, 状態: 修正あり)

Pascal プログラムの基本的な構造は以下の通りである。

PROGRAM プログラム名 (ファイルリスト);

CONST

 (* 定数宣言 *)

TYPE

 (* タイプの宣言 *)

VAR

 (* 変数の宣言 *)

(* サブプログラムの定義 *)

BEGIN

 (* 実行文 *)

END.

The PROGRAM 文は Free Pascal ではオプションである。

必要がなければ省略できるものもあるが、プログラムの要素は正しい順序でなくてはならない。ここには何も実行しないが、必要とされるすべての要素を持つプログラムを示している。

program DoNothing; begin end.

コメント文はコンパイルも実行もされないコードのことである。Free Pascal は2種類のタイプのコメント文をサポートしている。自由形式と行ベースである。Free-form のコメント文は「(*」で始まり、「*)」で終わるか、もっと一般的なのは「{」で始まり、「}」で終わる。コメント文は以下に示すような入れ子にはできない。

       (* (* *) *)

これはエラーになる。なぜならコンパイラはまず「(*」と最初の「*)」を認識し、最初のコメント文の間にある2番目の「(*」を無視してしまうからである。2番目の「*)」はそれと対応する「(*」にマッチしないままになってしまう。このような begin-end のコメントの問題点は多くの言語が行ベースのコメントシステムを用いる理由である。

Free Pascal は行ベースのコメント文として「//」も採用している。2つのスラッシュが現れたら、引用文字列や自由形式コメント文の中にある時以外は、行の残りは無視される。

Turbo Pascal とほとんどの他の現代のコンパイラは {コメント} のような自由形式のカッコのコメント文をサポートしている。左の中カッコはコメントの最初を意味し、終わりの中カッコはコメント終わりを意味する。中カッコはまたコンパイラへの指示のためにも使われる。

コメントをつけるとコードは理解しやすくなる。もし、コメントなしにコードを書いたなら、数週間後か数ヶ月後、あるいは数年後になぜそのようなやり方でコードを書いたのかわからないまま、それに戻ってくる羽目になるかもしれない。特に、プログラムの大きなデザインを文書化したい場合、そして何らかの理由でそのデザインから逸脱する場合にはコードにコメントを入れたいと望むことになるだろう。

加えて、問題を起こすコードを、それを削除することなく実行から外すためにコメント文にすることはしばしば行われる。前に述べた入れ子になっているコメント文を思い出してみよう。中カッコ{ }がカッコ・アスタリスク(* *)より優先されていることがよく起きる。次のようにしてもエラーは起きない。

{ (* Comment *) }

空白(スペース、タブ、改行)は文字列の間にある場合を除けば、Pascal コンパイラでは無視される。しかしながら、人が問題を読みやすいようにするためにはステートメントにはインデントを行い、別なステートメントは別な行に記すべきである。インデントの仕方はプログラマーで異なり、個性の表現になっていることが多いけれども、協同作業のプロジェクトでは、同じページからみんなに作業を許可する、あるひとつの共通スタイルを選択するのが普通である。


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