Basic Pascal Tutorial/Chapter 1/Identifiers/ja

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1B - 識別子 (著者: Tao Yue, 状態: 修正あり)

識別子とは保存された値、たとえば変数や定数を参照するための名前である。また、プログラムも識別子によって識別されなくてはならない。

識別子の規則:

   英語のアルファベットかアンダースコア(_)の文字ではじまらなくてはならない。
   その後にはアルファベット・数字、あるいはアンダースコア(_)を続けることができる。
   以下のような特殊記号は含めてはならない。 
~ ! @ # $ % ^ & * ( ) + ` - = { } [ ] : " ; ' < > ? , . / | \

目次 [hide]

   1 予約語
       1.1 Turbo Pascal の予約語
       1.2 Delphi の予約語
       1.3 Free Pascal の予約語


予約語

識別子の中には Pascal で予約されており、自分の識別子として利用できないものがある。FPC のリファレンスによれば、それらは次のようにグループ化される。

   Turbo Pascal の予約語
   Delphi の予約語
   FPC の予約語 


Turbo Pascal の予約語

absolute and array asm begin break case const
constructor continue destructor div do downto else end
file for function goto if implementation in inherited
inline interface label mod nil not object of
on operator or packed procedure program record reintroduce
repeat self set shl shr string then to
type unit until uses var while with xor

Delphi の予約語

The Delphi (II) の予約語は Pascal の予約語と同じものに加えて以下のものである。

as class except exports finalization finally initialization
is library on property raise threadvar try

Free Pascal の予約語

Turbo Pascal と Delphi の予約語に、Free Pascal はまた予約語として以下のものを含む。

dispose exit false new true

また、Pascal には事前に定義された識別子がある。それらを自分自身の定義と置き換えることはできるが、 Pascal の機能の一部は除かれてしまう。

abs arctan boolean char cos dispose eof eoln
exp false input integer ln maxint new odd
ord output pack page pred read readln real
reset rewrite round sin sqr sqrt succ text
true trunc write writeln

Pascal は大文字、小文字を区別しない! MyProgram、MYPROGRAM と mYpRoGrAm は同じになる。しかし、可読性を上げるために意味があるように大文字を使用した方がよいだろう!

識別子はどんな長さでもよいが、多くの Pascal コンパイラは最初の32文字(あるいはそれぐらい)だけを見る。つまり、以下の2つは、32文字以降しか違わないので Pascal コンパイラには同じものと見なされるかもしれない。

   ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZABCDEFAlphaBeta
   ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZABCDEFGammaDelta

すべてのコンパイラで互換性を持たせるためには識別子は無理のない長さ、せいぜい15文字までにした方がよい。そうすることでタイプする手間も省けるだろう。


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