Difference between revisions of "Install Packages/ja"
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+ | はい、これで準備万端です。あなたはInterbaseサーバに接続する最初のプログラムを作れます。小さなサンプルをダウンロードできるこの[http://prdownloads.sourceforge.net/lazarus-ccr/IBdemo-20050328.zip?download ページ]をご覧下さい。もし質問があればlazarus[http://www.lazarus.freepascal.org/index.php?name=PNphpBB2&file=index フォーラム]に行くか、lazarusメーリングリストに投稿してください。 | ||
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+ | ==コマンドラインからパッケージとIDEをコンパイルする== | ||
+ | パッケージを追加したり削除したりIDE設定ファイルをセットアップしたり設定したりするコマンドラインツールはまだありません。IDEでこれをセットアップし、設定ファイルをコピーし、パスを適合させなければなりません。しかし、以下のことはコマンドラインからできます: | ||
+ | ===まずふつうのIDEとLCLをコンパイル=== | ||
+ | make clean all | ||
+ | ===それからパッケージをコンパイル=== | ||
+ | IDEは任意のパッケージのMakefileを作成できます(パッケージエディタ→コンパイルオプション→コンパイル)。 Makefileはパッケージのコンパイルのたびに更新されます。Makefileができたら、パッケージディレクトリに行って、'make'とタイプしてください。 | ||
+ | ===最後にそのパッケージとともにIDEをコンパイル=== | ||
+ | make idepkg |
Revision as of 15:11, 2 July 2006
概要
これは、多くの要望が寄せられた「パッケージのインストールHOW-TO」文書のたたき台です。
Lazarusのインストール後、多くの初心者はデータベース操作用のコンポーネントがどこにあるのか戸惑うことでしょう。 データソースやデータベース関連のコンポーネントがあることには気づくでしょう。でも、データベースサーバに接続したり、そのサーバからデータを取り出すためのコンポーネントはどこにあるのでしょう?では、そのようなものを見付けることができるかどうか見ていきましょう。
Lazarusでインストールされるファイル
LinuxではLazarusはデフォルトで/usr/share/lazarusにインストールされます。Windowsでは、パスにスペースが含まれない限りにおいて、ファイルをどこにインストールするかのユーザーが自由に選択できます。筆者の Windows PCでは、 LazarusはG:/Lazarusにインストールされました。Lazarusがインストールされた基準パスがどこであれ、 いくつかのサブディレクトリが作成されていることに気がつくでしょう。このケースではアルファベット順で最初のサブディレクトリがcomponentと名付けられているのでわかりやすいですね。 ご覧の通り、そこにはデータベースを連想させるいくつかのサブディレクトリがあります。 Interbaseやmysql、sqliteやsqldbディレクトリがありますね。その前3者はデータベース接続コンポーネントを含んでおり、それぞれのデータベースの親であるTDatasetがあります。最後のsqldbはより一般的で、全種類のデータベースで使われるTSQLQuery (TDataset)とTSQLTransactionやデータベースとの接続を実行する T??Connectionからなっています。 この記事では、sqldbパッケージをInterbaseとの接続のためにインストールしていきます。
実際にすること
第1:何故に
パッケージのインストールを始める前に、なぜLazarusがデータベース接続コンポーネントをインストールしないのかについて論じたいと思います。 データベース接続コンポーネントにはそのコンポーネントが使われるPCで利用できるクライアントライブラリが必要です。現時点ではLazarusは動的リンクをサポートしていないため、すべてのライブラリはIDEにコンパイルされなければなりません。すべての開発者がデータベースをインストールしていると期待することはできないので、デフォルトで接続コンポーネントをインストールしておくことはできないのです。
第2:でも、Delphiでは...?
Delphiでもまた、容易に入手できるデータベースコンポーネント(ADOコンポーネント)やクライアントライブラリ(BDE: Paradox, DBase)がインストールされている必要のないデータベースコンポーネントだけをインストールしています。
第3:いくつかインストールしてみよう
パッケージをインストールするには「コンポーネント」→「パッケージファイル(.lpk)を開く」を選択します。続いて表示されるダイアログで、/usr/share/lazarus/components/sqldbあるいはWindowsでそれに相当するディレクトリに行き、sqldblaz.lpkというファイルを選択します。もしすべてが設計どおり動作すれば、パッケージマネージャーが表示されます。 パッケージマネージャーはパッケージ内のファイルや要求されるパッケージのツリービューを表示しています。心配することは何もありません。コンパイルを押しましょう。コンパイルが終了したらインストールを押して下さい。次に、Lazarusが静的リンクライブラリしかサポートしていないとの注意書きが示され、Lazarusを再構築したいかどうかを聞いてきます。はいを選択し、しばらくお待ち下さい。 Lazarusが再構築され、設定に応じて再起動します。 もしすべてがうまくいけば、SQLdbと銘打ったタブがあるのに気づくでしょう。このタブにはTSQLConnectionとTSQLQueryの2つのコンポーネントがあります。次に必要なものは接続コンポーネントです。 もう一度「コンポーネント」→「パッケージファイル(.lpk)を開く」を選択し、/usr/share/lazarus/components/sqldb/interbaseに行って下さい。ibconnectionlaz.lpkというファイルを選択し、再び[コンパイル]→[インストール]→[はい]を順次押して下さい(^^)。 次にLazarusが起動したとき、SQLdbタブにTIBConnectionコンポーネントが追加されているはずです。
その他に何か?
はい、これで準備万端です。あなたはInterbaseサーバに接続する最初のプログラムを作れます。小さなサンプルをダウンロードできるこのページをご覧下さい。もし質問があればlazarusフォーラムに行くか、lazarusメーリングリストに投稿してください。
コマンドラインからパッケージとIDEをコンパイルする
パッケージを追加したり削除したりIDE設定ファイルをセットアップしたり設定したりするコマンドラインツールはまだありません。IDEでこれをセットアップし、設定ファイルをコピーし、パスを適合させなければなりません。しかし、以下のことはコマンドラインからできます:
まずふつうのIDEとLCLをコンパイル
make clean all
それからパッケージをコンパイル
IDEは任意のパッケージのMakefileを作成できます(パッケージエディタ→コンパイルオプション→コンパイル)。 Makefileはパッケージのコンパイルのたびに更新されます。Makefileができたら、パッケージディレクトリに行って、'make'とタイプしてください。
最後にそのパッケージとともにIDEをコンパイル
make idepkg